青森県のりんご栽培面積と10アール当たり収量の変遷を図12に表しました。

図12/青森県りんごの栽培面積と10a当たり収量の変遷
青森県のりんご栽培面積は、りんごが導入されてから1960年までの80年間に、年310ヘクタールのペースで増加し、25,000ヘクタールまでになりました。そして1960~1985年頃までの25年間は、この25,000ヘクタールの作付け面積を維持してきたのですが、1985年以降の25年間は、年200ヘクタールのペースで減少しています。
10アール当たり収量は、士族たち、あるいは士族・富農・富商が興した会社が主体となってりんごづくりをしていた1920年頃までは、0.3トンにすぎませんでした。小農・中農が主体であった1920~1940年頃は1トン弱で、それから1940~1960年の20年間は、変動を繰り返しながらも2トン弱までに高められたのです。しかし中農が主体となった1960年以降55年間は、2トン弱のままです。
作付け面積が減りつづけても、10アール当たり収量はそのままなのだから、これから先、青森りんごの生産量には減少傾向がうかがわれます。
経済活動は、売る量の確保と供給があって可能になります。
青森県のりんご生産量を維持していくためには、10アール当たり収量を2.5トン、3.0トンと上げていくことが必要です。これに適うりんご生産・経営ができる生産技術の確立が求められます。

